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宮城県亘理町の防潮林づくりの現場から3

2012.07.11.Wednesday 投稿時間:19:09

7月7日
「口先だけの町民主体ではなく、町民が自らの頭で考え、自らの体を動かしてまちをつくる、本物の町民主体を実現させたい。自分たちが住むまちだからこそ、私たちの想いがたくさんつまったまちを次世代へ引き継ぎませんか」。


亘理町で行われている町民の手による防潮林づくり「わたりグリーンプロジェクト」。全5回に渡る実践プログラム「みんなでこせっぺ!おらほの森」参加者募集を呼びかけるチラシには、冒頭にこのような呼びかけ文があります。

... 「わたりグリーンプロジェクト」は、亘理町民が中心となり、全国の支援者と共に、被災し、失われた「みんなの防潮林」を1から創り上げる壮大な計画です。100年後このプロジェクトに関わった人「ひとりひとりの未来への想い」が森そして町に息づいていてほしい、そんな願いが込められています。

同プロジェクトは次の2本柱で構成されています。

1〈沿岸部のグランドデザインを描く計画策定〉
2012年4月に発足した運営委員会を中心に、沿岸部と鳥の海以南の森の景観・利活用方法を町民とともに決める。

2〈森をつくるための苗木づくり、植樹、そして管理〉
町内外の人たちを巻き込みながら、ツーリズムとして苗木づくりや植樹を行う。苗木づくりは2011年から、植樹は2014年から開始。10年かけて、「みんなの防潮林」をつくる。

現在、同プロジェクトの一環として、「みんなでこせっぺ!おらほの森」(全5回)が実施されています。

第1回は、「見て知る」。わたりグリーンプロジェクトの説明後、防潮林を視察。生えている樹木や地形等を見て、第三回〜第五回の沿岸部のグランドデザイン作成に備えて、防潮林への理解を深める。

第2回は、「体験する」。将来、沿岸部に植樹される苗木や下草をつくる。ポットへの種入れ、下草に使うスミレの採取等。

第3回〜第5回は、「話し合って作る」。実際に沿岸部のグランドデザインを考える。どんな森にしたいか、どんな公園をつくりたいか等、みんなで自由に話し合い、一つの案にまとめる。

昨日、私が参加したのは第2回でしたが、現場での採取、種入れ、またワークショップが行われました。ワークショップでは、若者からお年寄りまで総勢50人、みんなどういう防潮林をつくりたいか、思い思いに夢を語り合い、そしてその夢を共有していました。

大槌町では、町長の肝いりで防潮林づくりが始まります。基金をつくり、全国に寄付を呼びかける。そのリーダーの心意気や良し!です。その大槌とは違う点が、亘理にはふたつありました。ひとつは、町民参加型であるという点。もうひとつは、地域性を重視し、地域にあった樹木で防潮林をつくることにこだわっている点。大槌でも大いに参考できることだと思いました。

宮城県では現在、亘理町に加え、気仙沼市、石巻市で同様に防潮林づくりを目指す動きがあります。こうした市町村と県境を越えて、連携・連帯することの重要性を感じました。それぞれの地域にあったオーダーメイドの防潮林でいいわけですが、情報交換を密にすることで、互いに抱える問題点を解決するためのヒントを手にすることができます。また、声を少しでも大きくすることで国や県に私たちの思いを伝える力も強くなります。

東北の豊かな海に、コンクリートの要塞ではなく、多様な樹木で織りなすグリーンベルトを巡らす。この共通の想いの下、被災地が連帯し、力を合わせ、この動きを広げて行きたい。ワークショップの最後にそう参加者のみなさんに呼びかけてきました。そして、このプロジェクトの中心にいる25歳の松島宏佑くんと「東北から日本を変えよう」と誓い合いました。
 

写真: 【宮城県亘理町の防潮林づくりの現場から�】

「口先だけの町民主体ではなく、町民が自らの頭で考え、自らの体を動かしてまちをつくる、本物の町民主体を実現させたい。自分たちが住むまちだからこそ、私たちの想いがたくさんつまったまちを次世代へ引き継ぎませんか」。

亘理町で行われている町民の手による防潮林づくり「わたりグリーンプロジェクト」。全5回に渡る実践プログラム「みんなでこせっぺ!おらほの森」参加者募集を呼びかけるチラシには、冒頭にこのような呼びかけ文があります。

「わたりグリーンプロジェクト」は、亘理町民が中心となり、全国の支援者と共に、被災し、失われた「みんなの防潮林」を1から創り上げる壮大な計画です。100年後このプロジェクトに関わった人「ひとりひとりの未来への想い」が森そして町に息づいていてほしい、そんな願いが込められています。

同プロジェクトは次の2本柱で構成されています。

�〈沿岸部のグランドデザインを描く計画策定〉
2012年4月に発足した運営委員会を中心に、沿岸部と鳥の海以南の森の景観・利活用方法を町民とともに決める。

�〈森をつくるための苗木づくり、植樹、そして管理〉
町内外の人たちを巻き込みながら、ツーリズムとして苗木づくりや植樹を行う。苗木づくりは2011年から、植樹は2014年から開始。10年かけて、「みんなの防潮林」をつくる。

現在、同プロジェクトの一環として、「みんなでこせっぺ!おらほの森」(全5回)が実施されています。

第1回は、「見て知る」。わたりグリーンプロジェクトの説明後、防潮林を視察。生えている樹木や地形等を見て、第三回〜第五回の沿岸部のグランドデザイン作成に備えて、防潮林への理解を深める。

第2回は、「体験する」。将来、沿岸部に植樹される苗木や下草をつくる。ポットへの種入れ、下草に使うスミレの採取等。

第3回〜第5回は、「話し合って作る」。実際に沿岸部のグランドデザインを考える。どんな森にしたいか、どんな公園をつくりたいか等、みんなで自由に話し合い、一つの案にまとめる。

昨日、私が参加したのは第2回でしたが、現場での採取、種入れ、またワークショップが行われました。ワークショップでは、若者からお年寄りまで総勢50人、みんなどういう防潮林をつくりたいか、思い思いに夢を語り合い、そしてその夢を共有していました。

大槌町では、町長の肝いりで防潮林づくりが始まります。基金をつくり、全国に寄付を呼びかける。そのリーダーの心意気や良し!です。その大槌とは違う点が、亘理にはふたつありました。ひとつは、町民参加型であるという点。もうひとつは、地域性を重視し、地域にあった樹木で防潮林をつくることにこだわっている点。大槌でも大いに参考できることだと思いました。

宮城県では現在、亘理町に加え、気仙沼市、石巻市で同様に防潮林づくりを目指す動きがあります。こうした市町村と県境を越えて、連携・連帯することの重要性を感じました。それぞれの地域にあったオーダーメイドの防潮林でいいわけですが、情報交換を密にすることで、互いに抱える問題点を解決するためのヒントを手にすることができます。また、声を少しでも大きくすることで国や県に私たちの思いを伝える力も強くなります。

東北の豊かな海に、コンクリートの要塞ではなく、多様な樹木で織りなすグリーンベルトを巡らす。この共通の想いの下、被災地が連帯し、力を合わせ、この動きを広げて行きたい。ワークショップの最後にそう参加者のみなさんに呼びかけてきました。そして、このプロジェクトの中心にいる25歳の松島宏佑くんと「東北から日本を変えよう」と誓い合いました。